音波は、「物が振動することにより、その周囲に伝わる音の波動」だ。
個人差はあるが、人間の耳に聞こえる周波数は、おおよそ20Hz～30kHz程度の可聴周波だ。
これより高い周波数の音波、つまり「人間の聴覚器官では捉えられない可聴周波より周波数の高い音波」のことを、超音波という。
逆もある。可聴周波より低い周波数の音波つまり「人間の聴覚器官では捉えられない可聴周波より周波数の低い音波」が低周波だ。
まあ、でも、この超音波の定義も、文脈やケースもあって、30kHz以下の周波数の音波でも、それが直接聞く...

刃物に超音波振動を与えてやると、刃物と切断する物との摩擦力が少なくなる。これによって、切れ味、切断能力が一気に向上する。一言で言えば、これが超音波カッターの原理だ。
超音波カッターの製品にもよるが、1秒間に20,000回～40,000回つまり20kHz～40kHzになっている。
超音波カッターは、通常のカッターでは、切断しにくいモノを切るのに使われる。樹脂、ゴム、不織布、これらの複合素材、フィルム製品が、超音波カッターを、通常のカッターでは切りにくいものに使う例だ。
また、切断面が重要となるもの...

超音波で刃先を振動させて、切断能力を向上させてやとう・・・というのが、超音波カッターの原理だ。
この超音波カッター、超音波切断機の一族には、カッターだけではなく、こんな奴がいる。

超音波ナイフに、前の記事でも書いたメス。

超音波包丁やスライサー。

そして、超音波のこぎり

いずれも超音波カッターと同じく、刃に振動を与えることで、切れ味をよくしているのだ。

残念なことだが、まだ、超音波爪きりというものは、ないようだ。メスがあるなら、できそうな気もするが、できるできないではなく、ニーズがない...

Taurusさんが、コラム「超音波カッター の原理と注意」について書いてくださいましたの掲載しておきましょう。（2014/5/14）

超音波カッター身近に使われている事に驚きました。記事を読む前は金属など硬い物を切る物かと思っていました。確かに市販のパンの断面は綺麗ですね。納得です。パンナイフに関しては、超音波では無い商品ですが、パンクズが出ないと売れている有名な商品があります。金額も高額でした。超音波カッターのパン切りナイフが、将来家庭用で発売されたら売れるような気がします。不織布に至っても...

「超音波カッター の原理と注意」について、Yuduki
さんから意見、感想、経験コラム談を寄せていただきました。（2014/8/9)

超音波カッターいいですね。でも超音波のこぎりはもっと良さそう。のこぎりって慣れないと本当に難しいです。押しても引いても動かなくなってしまったり。私が超音波カッターか超音波のこぎりを買ったら、プラスチックケースとか切るのに役立てたいですね。衣装ケースとか玩具箱になっている様なプラスチックケース。最近ではゴミ袋に入らないサイズは粗大ごみで出さなければいけないから面倒...

「超音波カッター の原理と注意」について、Fatipuruさんから意見、感想、経験コラム談を寄せていただきました。（2014/8/10)

超音波カッターと言われても全然イメージがわかなかったので、検索してみたら、超音波カッターを使ったカッティングの動画があり見てみると驚きました。いやぁ、本当に普通のカッターの形のナイフが電気に接続することで超音波カッターになり、あっというまに４㎝くらいある辞書の片隅を、圧倒的な速さでガーと切れてしまうんですね。すごいなと思いました。食パンキリも言われてみれば、...

「超音波カッター の原理と注意」について、Nekokitiさんから意見、感想、経験コラム談を寄せていただきました。（2014/9/2)


超音波のカッターと包丁とノコギリが欲しいです。日常生活でフルに活用すると思います。ハサミも欲しいかも。ただ、実際に我が家に導入するかと問われれば「しない」と即答するのは確実です。なぜなら我が家にいる猫たちを不快にさせるかもしれないと思うからです。どんな音なのか、人間には聞こえないから「超」音波なわけで、知る由もないですが、動物にとっては嫌な音かもしれません...

「超音波カッター の原理と注意」の口コミと評判について、Anh Motherさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。（2015/02/13)



超音波というとコウモリか、あるいは妊婦が胎児の様子を見るときのアレ？など思い浮かべてしまいます。超音波カッターは、寡聞にて物事を知らない私にとってはびっくりの刃物です。原理を聞いて見ると、なるほど、納得ですね。振動によって切れ味を良くするということで、堅くて切れないものを切断するためのものではなく、むしろ柔らかくて切り難いものを綺麗に切るた...